D-Con SUB 完成

D-Con SUB の新しいアプリケーション「D-Con SUB」が完成しました。
80本2段プリセットと、20本×20ページのサブマスターを備えています。

サブマスターの記憶方法は、プリセットで組んだ明かりをドラッグ&ドロップするだけです。逆に、サブマスターをプリセット段にドラッグ&ドロップすると、サブマスターの内容がプリセット段に展開されます。サブマスター同士のドラッグ&ドロップ操作により、サブマスターのコピーも簡単にできます。また、出力レベルの表示(最上部の数字部分)もドラッグできますので、「現在の出力全体」をサブマスターに記憶することも可能です。

また、DoctorMXの入力ポートに接続した外部卓からの出力を、プリセット段およびサブマスターに反映させることができます。プリセット段またはサブマスターの左端にある「IN」ボタンを押すと、そこが外部卓からの「引っかけ」になります。また、「IN」ボタンをダブルクリックすると、外部卓からの出力がただちに反映されます。

ぜひダウンロードしてお試し下さい。
なお、シェアウェアライセンスは、近日中にVectorシェアレジから購入できるようになります。今しばらくお待ち下さい。

D-Con SUB 公開時期

6月中の公開を目標に「D-Con SUB」の開発を進めてまいりました。すでに全ての機能の実装が完了し、細かい動作仕様やインターフェースの調整、デバッグ等の作業に入っているのですが、詳細部分で思いのほか検討しなければならないことが多く見つかり、またプロジェクトの内部事情(他の仕事が忙しいなど)もありまして、「D-Con SUB」の公開を、当初予定より2ヶ月延ばし、8月中の公開予定とさせていただきます。
ご期待をいただいている方にはお待たせをして大変申し訳ありません。
今後ともD-Con Projectをよろしくお願いします。

D-Con SUB パッチ画面

今夏公開予定のアプリケーション「D-Con SUB」の、パッチ画面がだいたい完成しましたのでご紹介します。

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前の「D-Con CF」のパッチ画面は、ディマー番号が羅列しているところにチャンネル番号を入れるだけの簡易なものでしたが、今度の「D-Con SUB」では、表示をチャンネル順にして上下スクロール可能にし、入力欄を画面下部に別にもうけて、より使いやすくなりました。

「D-Con SUB」は、今年6月の公開を目標に開発を進めています。
どうぞご期待下さい。

D-Con SUB 外観

今夏公開予定のアプリケーション「D-Con SUB」の、外観がだいたい定まってきました。
「D-Con CF」は24チャンネルでしたが、「D-Con SUB」では、より実用的なアプリケーションとして、多くのチャンネル数(具体的な数はまだ検討中です)を、横スクロールバーを使用することによりコントロールすることが可能になります。

また、DoctorMXの入力ポートに接続した実機卓が「フェーダーウィング」として機能するような仕組みも実装される予定です。

D-Con Project 最初の「実用的」アプリケーションとなる「D-Con SUB」、完成は今年6月頃を予定しています。
どうぞご期待下さい!

D-Con CF のクロスフェーダー連動について

D-Con CF のクロスフェーダー連動機能が見つけにくい、というご意見を、複数の方からいただきました。[F1]キーを押す、または、赤白いずれかのクロスフェーダーつまみをダブルクリックすることによりクロスフェーダーの連動/非連動が切り替わるのですが、これを見つけにくい理由を検討してみたところ、Windowsアプリケーションの「作法」として一つ至らぬ点があり、それが、この機能を見つけにくくしている理由の一つであるということに気づきました。
ダブルクリックはともかくとして、[F1]キーで連動/非連動が切り替わるということは、[F1]キーはWindows的な意味では「アクセラレーター」キーとして働いているわけです。だとすれば、メニュー項目の中にこれが無いのは、Windowsの作法としてやや不自然であるという点が反省点としてあげられました。[F1]がアクセラレーターとして機能している以上、たとえば、
[ツール(T)]メニューの中に
[クロスフェーダー連動切替  F1]
のような選択肢があるのが自然だし、もしそれがあれば、この機能はより見つけてもらいやすくなっていたはずだ、ということです。
今後のバージョンでは、このようなWindowsの「作法」にもより気を配りながら、開発を進めていきたいと思います。

セキュリティに関するお知らせ

D-Con Project は、Webサイトもアプリケーションもまだ出来たてのため、Symantec などのセキュリティ機関に信頼性が登録されていません。そのため、「D-Con CF」ダウンロード時にNortonなどのセキュリティソフトが警告を出すことがあります。

現在、Norton セーフウェブおよび Norton white-list に、信頼性の登録申請を行なっているところです。また、将来的にはアプリケーションのダウンロードはD-ConのWebサイトから直接ではなく、Vectorライブラリから行える形にしていくつもりです。

D-Con は、近いうちにセキュリティ機関によって必ず「安全」と保証されます。しかしそれまでは「疑わしい」あるいは「脅威」といった強い言葉での警告が出る可能性があります。

D-Con ソフトは安全です。しかし、どうしても不安な方は、セキュリティ機関による信頼性が保証されるまでお待ち下さい。最長でも二週間ほどで「安全」が保証されるものと予想しております。

どうぞよろしくお願いします。

Mac版は無いの?

Mac版について

D-Con ソフトウェアには残念ながらMac版はありません。D-Con Projectは、現在、Windowsの開発環境しか用意がありません。将来的に、MacOS用の開発環境と人材が整いましたら、Mac版も作成したいと考えておりますが、その時期はまったく未定です。あしからずご了承下さい。

D-Con CF (3段プリセット卓)

アプリケーション「D-Con CF」をご紹介します。「D-Con CF」は、一般的な3段プリセット卓を、ほぼそのままPC画面上に構築したものです。


舞台照明に普段から携わっている方なら、使い方の説明は不要でしょう。
DoctorMXが接続されていれば、この卓で操作する通りの信号が出力されます。
実際の現場でも使われることも意識して作られており、マウス一つで複数のチャンネルフェーダーを同時に操作する、クロスフェーダーをAB連結させて動かす、などの機能も備えています。もちろんパッチも可能です。
ぜひダウンロードしてお試し下さい。

D-Con Project スタートにあたって

D-Con(ディーコン) Project とは、kuwatec社のDoctorMX 専用の新しいソフトウェアを開発するプロジェクトです。現場の舞台照明家の視点から、DoctorMXのためのわかりやすくて使いやすいインターフェースのカタチを考えていきます。

「まず、一番わかりやすい形から始めよう」。

これが、D-Con Project の基本ポリシーです。では、「一番わかりやすい形」とは何でしょうか。現場で活躍する舞台照明家の皆さんにとって、もっともイメージを共有しやすく、しかしある程度の実用性を持つ形として、私たちは「3段プリセット卓」をその最初のモデルに選びました。

D-Con Project の最初のアプリケーションである「D-Con CF」は、一般的な3段プリセット卓をほぼそのままPC上に構築したものです。舞台照明に携わる方々には、使い方の説明はほとんど不要でしょう。D-Con CF をインストールし、触っていただくだけで、それが何をするものか、おわかりになると思います。

D-Con CFは、現場での実用としては必ずしも便利とは言えません。機能もまったく不十分です。コンピュータソフトなのに、シーンの記憶すらできません。しかし、あえてここで「3段プリセット」をご紹介する目的は、これから展開する D-Con Project の「出発点」を示すことにあります。

「D-Con CF 3段プリセット」は、このプロジェクトの成果物ではなく、これから長く続く道の、ほんのスタートラインなのです。

舞台照明を知っている人なら、何の説明もマニュアルも無しに、すぐに使うことができる。そのようなものを、最初に作ろうと考えました。そのために私たちが選んだのが「3段プリセット卓」です。

D-Con Project は、この3段プリセット卓の完成により、やっとスタートラインに立ちました。開発の道のりはこれからです。現場でご活躍なさっている舞台照明家の皆さんとともに、DoctorMXの「新しいカタチ」を見つけていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。