サーバーを移転しました

このたび、諸般の事情により、当サイトのサーバーを移転いたしました。
特に変わった所はありませんが、メッセージフォームの動作がうまくいかないので、「Contact」のページだけ仕様が変わっております。
他に何か不具合・不都合などありましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

2019年を迎えて

新しい年を迎えました。
特にこれといった成果を発表することができぬまま、また一年が経過してしまいました。
これまで、「きわめてゆっくりとではあるものの、このプロジェクトは進行中」とご報告して参りました。しかし、昨年後半から、少し事情(および心境)が変わりまして、主に二つの理由により今このプロジェクトは完全に停止しております。

プロジェクト停止の理由の一つ目は、私自身の中で、このプロジェクトよりも先に進めたいことが出来たということがあります。先に進めたいこととは、「照明デザインについてのこれまでの自分の考えをまとめて論述した文章を作成する」という計画です。

理由の二つ目は、このプロジェクトの進行よりもはるかに速いペースで、他のメーカーによるPC-DMXインターフェースが発展しているという事実です。DoctorMX以外のUSB-DMXインターフェースボックスもいくつか発表され、ソフトウェア面も含め、その進展は目を見張るものがあります。そういった中、実用性(特に入出力のレンポンス速度)において、現在のD-Conの技術は大きく遅れをとっており、とても他のメーカーに太刀打ちできるレベルではありません。

それとともに、D-Con CF や D-Con SUB がモデルにしたような「3段プリセット卓」「プリセット付きサブマスター卓」といった種類の調光卓を「扱った経験が無い」「必要性を感じない」というような照明家が多数出現する時代となり、このD-Con Projectの意義自体も問われる状況になっているということが感じられます。

このD-Con Projectを今後進めるとしたら、その目的を少し変更して、たとえばアマチュアや教育機関向けのシミュレーションソフトとして位置付けるなど、コンセプト全体を考え直す必要があると感じ始めております。

そういった次第で、しばらくこのプロジェクトは停止した状態が今後も続くかと思います。ご期待くださっている皆様には大変申し訳ありません。

皆様からのご意見やご助言など、何かございましたら、どうぞお気軽にお寄せください。

どうぞよろしくお願いします。

D-Con Project ディレクター
岩城 保


2018年に入りました

大変ご無沙汰しております。
もうこのプロジェクトは止まってしまったように見えると思います。
でも止まってはいないのです。続ける意思だけは確実にあるのですが、スケジュール的になかなか進められないというのが実情です。
さすがに今年は何か目に見える動きまで持って行きたいと思っていますが、自信はありません。
こんなていたらくですが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

D-Con Project ディレクター
岩城 保

2017年を迎えて

あけましておめでとうございます。

このブログの前回の更新(書き込み)が昨年の正月の「年頭にあたり」でした。実に1年間、何も更新していませんでした。まことに申し訳ありません。ですが決して、このプロジェクトをやめてしまったわけではありません。気がつくと次々と他の仕事が舞い込んでしまって、なかなかこのプロジェクトを進める時間を作ることができないのです。

ただ、皆さんに新たに公開できるものは今のところ何もないのですが、しかし、手元ではほんの少しずつ、コードを書き進めています。現在行っているのは、公開済みの「D-Con SUB」の全機能をそのままに、さらにシーンメモリ機能を加えた、「D-Con SCN」(ディーコン・シーン)というバージョンの作成です。「D-Con SUB」の右側にシーン機能を加えた外観になる予定です。

今年中に「D-Con SCN」を公開できたらいいな、ぐらいの感じで進めようと思います。
どうぞ引き続き、気長にゆっくりと見守って下されば幸いです。
よろしくお願いします。

D-Con Project ディレクター
岩城 保

年頭にあたり

新しい年を迎えました。

ここでお詫びをしなければなりません。昨夏に「2015年内に何らかのリリースをする」とここに書いておきながら、それを果たせなかったことに対してです。申し訳ありません。昨年の8月から本業(舞台照明)がなんだかとても忙しくなってしまい、このプロジェクトを進める時間的余裕がなくなってしまったのがその理由です。単に時間が作れないだけで、プロジェクトそのものは進行できる状態にあります。おそらく今年の夏ぐらいには何らかのリリースをできるのではないかと、現時点では予想しておりますが、またいい加減な予定を発表してそれを守れなくなってはいけないので、あえて予定は書かないことにいたします。
ご期待を下さっている皆様に対しては、こんなご報告ばかりで本当に申し訳ありません。
どうか、どうか気長に見守って下さればと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

D-Con project ディレクター 岩城保

開発の進行状況について

更新がすっかり止まってしまい、申し訳ありません。

実はここ数ヶ月ほど、開発がやや行き詰まりの状況にありまして、ご報告できることがありませんでした。

昨年(ここにも書かせていただきましたが)Ethernetへの対応について、少し研究を試みました。しかし、開発条件やこのプロジェクトの目標自体も含めてじっくりと検討しました結果、いま新しいプロトコルの利用に挑戦するよりも、当初このプロジェクトを立ち上げた原点に戻り、「USB-DMXインターフェースボックスとしてのDoctorMX」のためのアプリケーション開発を、もう少し進めるべきだとの結論に至りました。

そして、D-Con SUB の動作改良について、かなり行き詰まっていたのですが、このところようやく少し光が見えてきました。「イベント検出」と「描画動作」と「出力動作」を整理し、もう一度アプリケーションを最初から組み立て直して、動作を改善させる見通しが出てきました。

次のアプリケーションは、おそらく今年中にリリース出来ると思います。まだ具体的にどこまで進めるかを決められていないので、次のリリースがどのようなものになるか、たとえば D-Con SUB の改訂版にとどまるのか、あるいは新アプリケーションになるか、まだわかりませんが、何らかのものはリリースする予定でおります。

遅々としたプロジェクトではありますが、引き続きよろしくお願いします。

現在の状況とEthernetについて

新年のご挨拶をして以来、何もご報告をせぬまま秋の気配となってしまいました。申し訳ありません。現在、D-Con SUB の動作改良をゆっくりと進めているところですが、その中で、「Art-Net への対応」というアイデアが浮上しております。

当初は DoctorMX ボックスの直接制御という形で始まったプロジェクトですが、昨今の舞台照明の情勢をかんがみると、Ethernet 信号、特にArt-Net への対応は、いずれ避けて通れないものと考えられます。そこで今の段階では、Kuwatec社のDoctorMXソフトの「Art-Net」機能を立ち上げておいて、同一PC上でD-Conを起動し、D-ConからArt-Net経由でDoctorMXへ信号を送るという形が実現できないか、検討を進めているところです。

引き続きよろしくお願いします。

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

D-Con Project がスタートして一年がたちました。昨年は、「D-Con CF」と、「D-Con SUB」の二つのアプリケーションを発表させていただきました。

特に、8月に発表した「D-Con SUB」については、このプロジェクト最初の実用的なアプリケーションを目指して開発を進めてまいりました。しかし、不本意ながら特に動作速度の面で不十分なものとなり、正直なところ「実用的」とは言いがたいものとなってしまったことは否めないと思います。

このプロジェクト全体の着想や方向性は、決して間違っていないと自負していますが、最初の一年は、スタートダッシュが過ぎて、少し「あせり」があったのではないかと反省しております。

プロジェクト二年目となる今年は、もう少し落ち着いて、新しいリリースを出すことに必ずしもこだわらず、研究を中心にじっくりと開発を進めていきたいと思います。

プロジェクトとしての次のアプリケーションは、シーンメモリ付2段プリセット「D-Con SCENE(ディーコン・シーン)」になりますが、その前に、動作速度に難がある「D-Con SUB」の改訂版を開発する計画でおります。

午年が明けましたが、このプロジェクトは今年もカメのようにゆっくりとした歩みになろうかと思います。どうか今後とも D-Con Project を長い目で見守って下されば幸甚に存じます。

本年もよろしくお願いします。

D-Con Project ディレクター
岩城 保

D-Con SUB 既知の不具合

D-Con SUB は、機能的にはシンプルですが、動作面で下記のような問題があることがわかっています。

  • 最上部の出力レベル数字の表示が場合によって実際よりもやや(数百msec)遅れる
  • DoctorMXの入力ポートに接続した外部卓入力への反応が、場合によってやや(100msec程度)遅れる。特にプリセット段で顕著

これは、マウスや外部卓からの入力と、画面表示、そしてDoctorMXへの出力が一度に重なったときに、処理速度が追いつかないためだと思われます。特に、画面表示が大きな負荷となっていることが考えられます。しかし、設計をもっと精査すれば、このような問題もきっと解決可能だと考えています。

これらの問題点は今後の研究課題とし、今後リリースする新しいアプリケーションに反映させていくつもりです。