「D-Con CF 3段プリセット」について(Ver. 0.9 -- 2013.1.10)

【起動のしかた】
コンピュータのUSBポートにDoctorMXを接続し、「D-Con CF(DConCF.exe)」を起動して下さい。その際、DoctorMXボックスがコンピュータ上で認識されている必要があります。認識されていない(あるいは認識されているかわからない)場合は、kuwatec社のホームページ(http://www.kuwatec.co.jp/doctormx/)にある「DoctorMXソフトウェア」(無料)をインストールして下さい。

【使い方】
基本的な使い方は、一般的な3段プリセット卓そのままです。D-Con CF で操作する通りにDoctorMXの出力ポートからDMX512信号が出力されます。いわゆる「記憶」機能(シーンメモリ、サブマスター、タイム入力など)は、このバージョンでは一切ありません。記憶機能は将来のバージョンで実装される予定です。

【チャンネルフェーダー】
マウスでチャンネルフェーダーを上下にドラッグすることにより、レベルを調整することができます。一つのチャンネルフェーダーを操作中に、マウスボタンを押したまま、他のチャンネル(ただし同じ段)のフェーダーの上にカーソルを持って行くと、そのチャンネルも同時に上下します。このようにして、複数のチャンネルフェーダーを同時に上下させることができます。

【クロスフェーダー】
マウスでフェーダーを上下にドラッグすることにより、クロスフェーダーの操作ができます。クロスフェーダーをダブルクリック、あるいは、[F1]キーを押下することにより、クロスフェーダーの連動/非連動を切り替えることができます。クロスフェーダーの「連動」とは、AB両フェーダーが同時に動く状態のことです。

【レベル表示】
各段の左右にある、[1]、[2]、[3]の数字ランプ部分をマウスでプレスすると、その段のレベルがフェーダー上に数字で表示されます。

【パッチ】
[ツール(T)]メニューから[パッチ(P)...]を選択するとパッチ画面が開き、チャンネルとディマーの対応付けをすることができます。パッチは、チャンネル数字を書いた時にすぐ有効になります。特別な保存操作などはありませんので、チャンネル数字を書き終えたらパッチ画面をそのまま閉じて下さい。なお、D-Con CF は、24チャンネルの卓ですので、チャンネル数字に24を超える数字を指定しても無意味です。

【保存・読み込み】
D-Con CF は、プログラムを終了するとメモリがすべて初期化されてしまいます。そのため、パッチ、チャンネル名称、チャンネルフェーダーの位置を、ファイルに保存することができます。保存形式は一種類だけです。一部(たとえばパッチのみ)を保存するような機能はありません。

【アンインストール】
D-Con CF 3段プリセットをアンインストールするには、インストールの際に使用したセットアップ(DConCF_Setup または DConCF_64Setup)を再度実行して「DCon CF の削除」を選ぶか、あるいは、Windowsのコントロールパネルにあるプログラムの削除操作により行なって下さい。

【DoctorMXの入力はどうなる?】
D-Con CF は、DoctorMXの入力側のポートに信号を与えても、一切検知しません。入力側に外部卓をつないでも何も起きません。入力側信号の利用は、将来のバージョンで実装される予定です。

【Macintosh版は?】
残念ながらMacintosh版はありません。D-Con Projectは、現在、Windowsの開発環境しか用意がありません。将来的に、Macintosh用の開発環境と人材が整いましたら、Macintosh版も作成したいと考えておりますが、その時期はまったく未定です。あしからずご了承下さい。

【動作環境】
Windows XP 以降
(詳しい動作条件は十分にテストできていません。情報をお寄せ下されば幸いです)

【ファイル構成】
DConCF.exe :プログラム本体
DrMXLib.dll:DoctorMXダイナミックリンクライブラリ(kuwatec提供)
Readme.txt :このファイル

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D-Con Project
舞台照明家が考えるDoctorMX(kuwatec)の新しいカタチ
http://dconmx.jp